星空並木

またの名を黒歴史。気軽にやってます(^^

リレー小説Ⅲ

これはわんころ、キバリ、つらねで行っているリレー小説です(^^

 

第一話→http://d.hatena.ne.jp/sechia/20130721/1374376975

第二話→http://chaos819angel.hateblo.jp/entry/2013/08/01/105034

 

―誰も私のことなんて見てくれなくて―

 

「…ふう。まさか本当にこいし様となるとはねー…」

咲夜は実ははじめは主人であるレミリアを誘おうとしていたのだ。が、

「忘れてたわ…今日はお嬢様旅行だったのよね…」

そう、レミリアはメイドである咲夜を置いて勝手に旅行へ行ってしまっていたのである。その結果、一番身近にいてしかも二人のことをよく知っているという理由でこいしを選んだのであった。

本当は紅魔館に入ってくる姿が見えただけだが。

「…今回、本当に何事もないといいのだけれど―…」

 

こいし「フランっちゃーん!」

フラン「わあびっくりした!…話はもう済んだの?」

こいし「まあね!」

フラン「ふーん…あ、魔理沙!」

魔理沙「ん、フランじゃねえか」

こいし「だーれだ!(魔理沙の目を手で覆う)」

魔理沙「こいし。」

こいし「即答かよーつまんないの」

魔理沙「こんなことするのお前ぐらいだからな。というか二人そろって何やってんだ?」

フラン「私は別に・・・」

こいし「肝試しの打ち合わせ♡」

魔理沙「…おまえもくるのかよ」

こいし「いやあー私はいつも通りフランちゃんについていくだけだよ♪」

フラン「いつも通りて」

魔理沙「背後霊役か。お前にはお似合いだな」

フラン「そだねー」

こいし「何よその役!?っていうかフランちゃんも納得しないでよ!」

咲夜「あら皆さんおそろいで」

魔理沙「お、咲夜もいたのか」

咲夜「本当はここにはいちゃおかしいんですけどね…」

こいし「どうしたの?」

咲夜「いえ、こちらの話ですわ…」

フラン「(お姉さまにおいて行かれたの、よほどショックだったのね…)」

咲夜「みなさんそろって肝試しの打ち合わせですか?」

魔理沙「多分な」

フラン「っていうか肝試しっていつだっけ」

魔理沙「明日だぜ」

こいし「あれ?一昨日じゃなかったっけ?」

咲夜「今日の夜ですわ。なんですか一昨日って」

等とくだらない話を進めていると

フラン「そういえばさあ…あっ!もうこんな時間!」

あっというまに約束の時間になろうとしていた

フラン「どどどどどうしようここからじゃ大広間に着くのに間に合わないいいい」

魔理沙「落ちつけフラン!大丈夫だ!一発で行ける方法がある!ホウキに乗れ!!」

フラン「え!?」

咲夜「まさか」

咲夜が言い終わる前に魔理沙は帽子から八卦路をだして下に向ける

星符「ドラゴンメテオ」!!」

ドゴオオオオ

咲・こ「…」

紅魔館にでかく一直線に大穴ができたところで魔理沙とフランが降りてきた。

フラン「わあー!ほんとだすごいこれですぐ下に降りれるねー!」

魔理沙「だろ?ほら。いくぜ」

咲夜「…私たちも行きましょう」

こいし「…うん」

二人は半分呆れながら穴を利用し下に行く

咲夜「(言ってくれれば時間遅めたのに…)」

 

今頃大広間の妖精メイド達は大騒ぎだろう。

お嬢様に何と言ったら…

などと咲夜は複雑な事を考えながら降りて行った

 

メディ「…うう…」

鈴仙「?どうしたのメディちゃん?」

メディ「い、いや今日の肝試し…ちゃんと成功するかなって…」

鈴仙「なあんだ!そんなこと気にしてたのー!?」

メディ「そ、そんなことって…」

鈴仙「だあいじょうぶ!!私もいるし!絶対成功するって!」

メディ「…そうだね!絶対うまくいくよね!ありがとううどんさん!あ、お茶もってくるね!」

鈴仙「どうってことないよ!いってらっしゃーい!…ん?お茶?」

 

メディ「…えーっと。たしか台所はあっちだっけ?・・あ」

台所についたメディは台所の窓から慧音の家が見えることに気が付いた

メディ「ちょっとだけ…ちょっとだけ見るくらいなら大丈夫だよね・・・」

 

メディ「(慧音先生と…妹紅さんもいる二人とも何やってるんだろう)」

慧音「…ふう。妹紅、終わったぞ」

妹紅「あ、終わった?お疲れ様―」

慧音「ああ。ありがとう」

妹紅「…」

慧音「…」

妹紅「あ、あのさ慧音」

慧音「なんだ?」

妹紅「今日の肝試しの時さ、手、つないで歩いてもいいかな…?」

慧音「構わないが」

妹紅「ほんと!?」

慧音「ああ。」

妹紅「やったーあ!」

慧音「なんだ。手つなぐくらいがそんなにうれしいのか?」

妹紅「だって慧音とつなぐんだもん!楽しみでしょうがないよ!」

慧音「そうか。私もうれしいぞ。妹紅」

妹紅「慧音・・・」

慧音「妹紅…」

ボーンボーン

妹・慧「「!!っ」」

二人は真っ赤になる

妹・慧「…」

慧音「え、えっと、あ、も、もうすぐ紅魔館に行くころだな。ほらいくぞ//」

妹紅「え、あ、うん//」

一方メディスンはというと

「!!!!!♪」

大はしゃぎであった。もう本来の目的など完璧に忘れ去っているようである。

そして鈴仙は…

鈴仙「メ、メディちゃんまだ戻ってきてない…よね?」

メディスンが戻ってきたときのために必死でお茶を飲まない言い訳を考えていたのであった。

 

穣子「全く早苗ったら…へんなこといきなり言い出して…」

衣玖「?」

穣子「…はあ衣玖さん。君どれだけ鈍感なの…っていうか、早苗はなにしにいったんだろう。まあ早苗のことだしまたすぐくるよね」

衣玖「穣子は本当に早苗さんと仲がよろしいのですね」

穣子「まあ親友だからね。そういえば。今何時?」

衣玖「今ですか?確か四時ごろだと思いますが四時か。約束の二時間前だね。んじゃあ紅魔館方面の道辿って歩いていこう。」

衣玖「そうですね。わかりました」

 

そのころ早苗は目的地に向かいながら今日の肝試しのことについて考えていた

早苗「(今日の肝試し…絶対何か起こりそうね。私の勘が言っている。)」

早苗の勘は人一倍当たる。過去にもその勘で色々な異変なんかを解決してきた。

早苗「(今回招待状を配っていたのは紫。となると今回何か仕掛けてくるのも紫なのかしら…?いや、違う。もっと、もっと別のー…)」

穣子「あ、早苗ー!!」

早苗「ん?あ、みのりん!どうしたの?」

穣子「どうしたの…ってちょい。早苗も紅魔館に向かう途中なのかと思ってたんだけど」

早苗「え・・ああ!そうなのよ!いまから紅魔館に行こうと思ってたの!」

衣玖「やはりそうでしたか。早苗さんも一緒に行きませんか?」

早苗「え、うーんうれしいけどいいわ。…私は後からついていく。ちょっと考えたいことがあるんでね。」

衣玖「そうですか。残念ですがわかりました。またあとで。」

早苗「ええ。」

穣子「(あの様子…多分今日の肝試しで何か別のことが起こると考えているのかな)」

衣玖「あ。紅魔館が見えてきましたよ」

穣子「本当だ。なんか門番がいないし穴がでっかく空いてるしほんとにあそこ悪魔の館?」

衣玖「まあまあ…」

穣子も早苗もこれから起こることが予想でき始めていたがお互い顔に出さずにいた。

早苗「さっきので気づいてくれたかしらみのりん…まあいずれ話さなくちゃいけなくなると思うんだけど…まあ今はそんなことより早く肝試しの場所に向かってやることをやらないとね。」

 

紅魔館

 

フラン「みんな集まった?」

魔理沙「多分な」

慧音「いやまてまだ鈴仙たちが」

鈴仙「…ハロー…」

妹紅「どしたのそれ」

鈴仙「いやあ困ったことに途中でメディちゃんが寝ちゃって…あはは」

咲夜「あらまあそれはお疲れ様でしたわ」

穣子「っていうかこの派手に空いた大穴は一体」

魔理沙「気にしない気にしない」

穣子「きにするわ!」

早苗「ふーごめんごめん遅くなっちゃって」

こいし「早苗が遅れるなんて珍しいね」

早苗「いやあちょっとねー」

フラン「まあいいやこれで全員よね?」

咲夜「そうですねこれで全員です」

早苗「それじゃあ私達はもう先に行っておいた方がいいかしら?」

咲夜「そうですね…それでいいと思います」

鈴仙「メディちゃん起きて起きて!もうすぐ肝試しだよ!」

メディ「・・・・うん…?むにゃあ…」

鈴仙「ほら行こう」

メディ「う、うん」

鈴仙「では慧音さん。妹紅さん。またあとでお会いしましょう…腰をぬかさないといいですね?」

鈴仙は楽しげに。それでいて怪しげに笑うとメディスンの手を引き出ていく。

慧音「…!」

早くも慧音の顔が青くなる

妹紅「大丈夫慧音。私がちゃんと守るから。何があっても!」

あわてて妹紅が言う。相変わらず甘々なカップルだ

咲夜「では妹様。私たちもここで。七時を告げる鐘がなりましたらおいでくださいまし。」

こいし「じゃあねえフランちゃーん!」

魔理沙「おいおい私にも何か一言言っていってくれよ…w」

咲・こ「生きて帰れるといい(です)ね」

魔理沙「お前らなあ…」

魔理沙は苦笑する

早苗「じゃあねみのりん…衣玖さんとちゃんと手つなぐのよ(ボソッ)」

穣子「んなあっ!?」

衣玖「?」

 

全員それぞれの会話を終えて肝試しは幕を開けようとしていた。

 

3595字!やっと書き終わったぜ…wキリがいいから皆がそろった後まで書いちゃったけど大丈夫だったかなあ…?wまあいいや次っわんこよろしくー!

おまけ(本編とは全く関係ありません)

 

フラン「うどメディが意外においしかった件…wやばいぞあの二人超かわいいただっ!あの二人!なんて呼び合ってるかわからないっ!」

魔理沙「主要じゃない方に目向けてどうするんだよ」

こいし「ちなみに今日一番メディちゃんの字間違えたんだよね 

    エディとかメフェイとか」

フラン「メフェイ誰。」

咲夜「というかもうgdgdすぎだった気がするのは私だけなのでしょうか」

フラン「大体あってる」

魔理沙「全部会ってる。」

こいし「とりあえず呼び方の票作ってみた」

四人組

    フラン    魔理沙    咲夜        こいし 

フラン 私      魔理沙    咲夜        こいし

魔理沙 フラン    私(俺)    咲夜(メイド)     こいし

咲夜  妹様     魔理沙(侵入者)私(わたし・わたくし) こいし様

こいし フランちゃん 魔理沙    咲夜(さっきゅん)   私

 

魔理沙「普通だなあ」

こいし「いやいやいやなにを求めてたの」

フラン「っていうか何魔理沙と咲夜はお互い恨みでもあるの」

咲・魔「別に。」

フラン「…」

こいし「続いて肝試し関連の人たち」

     フラン    魔理沙        咲夜    こいし

穣子   みのり     穣子        穣子    みのりん

衣玖   衣玖さん   衣玖さん       衣玖さん  衣玖さん 

早苗   早苗(さん)   早苗         早苗    早苗

妹紅    妹紅     藤原        妹紅(さん)  もこー

慧音   けーね(先生) 慧音(先生、先生さん)  慧音さん  けーねせんせー     

鈴仙   鈴仙      鈴仙(兎)       鈴仙    れーせん  

メディ  メディ    メディスン      メディさん  メディちゃん

 

フラン「敬称を使おうとしない魔理沙とこいし」

魔理沙「あったりまえ」

こいし「私は特に気にしてはなかったよ」

咲夜「ちなみにここにのせたものは今考えたものであるのでほかの雑談なんかでは使われてないと思います…w」

フラン「ではではー」

魔理沙「今回長かったなあ…」