リレー小説⑨(多分)
もうすぐクリスマスですね。今私にクリスマスの予定を聞いた人はこれを読み終わった後職員室まできましょうね(にこ
第七話☞http://wankoro.hatenablog.com/entry/2013/08/21/150744
第八話☞http://chaos819angel.hateblo.jp/entry/2013/08/29/175746
魔理沙「なんだ今日は皆ハイテンションだなあ」
魔理沙は遠くに見える雷やら炎やらを見ながら言う
フラン「驚かす役の人たちもがんばってるんでしょ。…ってかハイテンションなんていつものことじゃん」
フランも全く動じない様子で返事をする。
そんな他愛もない会話をしながら奥へ奥へと進んでいく二つの影。そしてそれを見守るようにし後を追う、もう二つの影。
咲夜「…」
咲夜はさっき見えた陰について何かを考えている様子であった。
咲夜「(さっき見えたのって…いやそんなはず…)」
まさか、いや、そんなはずは。ぐるぐると思考を巡らせる咲夜にこいしが声をかける。
こいし「んあ?あれなの?咲夜が用意したものって」
咲夜「―え」
魔理沙「妖夢?」
フラン「…へ?妖夢?」
そこにいたのはまぎれもなく魂魄妖夢であった
魔理沙「…?よお妖夢!お前こんなところで何してんだ?もしかして迷ったとかか?なら一緒に行こうぜ!」
魔理沙が明るく笑いながら妖夢に近づこうとした、その時
魔理沙「!」
魔理沙が見た光景、それは妖夢が剣を魔理沙に向かって振り下ろしている姿だった。そしてそれから魔理沙を守るかのようにフランが腕で剣を止めている
魔理沙「フラン!?大丈夫か!?」
フラン「…へへ。これくらい…なんともないやい…!…っと!」
フランは片足を振り上げ妖夢に一発蹴りを入れる。
フラン「禁忌『恋の迷路』」
ゴォォォッと大きな音をたててスペルカードが発動される。そして同時に被弾する音がする
フラン「恐らく妖夢が被弾したんでしょ。…さ、いこ。魔理沙」
魔理沙「お、おう…」
一瞬の出来事に驚きととまどいを隠せない魔理沙。普段頼りないが流石。小さいけれど強さは人並み以上だ。幽閉されていたのも納得できてしまう。
しかしそれも束の間の安心
魔理沙が心配で後ろを振り返ってみるとそこには、
剣をふりかざしながら物凄い速さで飛びかかってくる妖夢がいた。慌ててフランの方を見てみると、相変わらずの余裕っぷりで歩いている。しかし、その横顔は何処か笑っているようにも見えた
魔理沙「お、おいフラン…」
魔理沙がそういい終わるか終わらないか、というところで
カチッ
妖夢の周りが一瞬にしてナイフで囲まれた。
フラン「きたきた。遅いじゃないの」
咲夜「遅れてすみませんでしたわ皆様。…さてと、妖夢?いったいこれはなんのつもり?」
妖夢「…」
こいし「あ、危なかった…」
流石のこいしも苦笑い。
こいし「目の前で自分の主人の妹が 攻撃されてるのに咲夜ときたら…」
咲夜が助けなかったのは、決してわざとなのではなく、衝撃的な出来事が連続して起きたせいで妖夢がきてもすぐに動けず、放心状態だったのである。それに気づいたこいしが咲夜に声をかけたので咲夜は正気に戻って今に至る訳だ。
こいし「にしても…」
なんで妖夢はしゃべらないんだろう。あれじゃあまるで…
魔理沙「…お前、ドッペルゲンガ―だろ」
「「「!!」」」
妖夢の体が一瞬だけピクッっとうごく
魔理沙「大図書館にあった本に載ってたぜ。ドッペルゲンガ―は喋らない、無差別に攻撃をする、ってな。そうなんだろ?」
フラン「…えっ…」
妖夢「…」
辺りがすこし落ち着いた雰囲気になってきたかと思いきや、いきなり妖夢の姿が消えた。
咲夜「!?」
フラン「さくやっ…!!」
消えたと思われた妖夢は一瞬にして咲夜の背後に回りこむ。
咲夜「くっ…!幻世「ザ・ワールド!」」
咲夜以外の時間が停止する。
咲夜「・・・・ふぅ。危ない危ない。もうすこしで完全に切られてるところだったわ―…さてと」
これからどうしようかな。と、咲夜はこれからの戦略について考える。
咲夜「なにしろ相手は瞬間移動するし…」
あれこれ考えていると、一つだけ咲夜に名案が浮かぶ。
咲夜「・・・・うん、やっぱこれね。「気合」」
よく考えたらあれやれこれやれとギャーギャー言われても通じない人たちだ。特に魔理沙。
咲夜「それに、今までこうして色々乗り越えてきたんじゃない。」
もし誰かがやられそうになったらそこは自分がフォローすればいいわよね。うん
咲夜「あーもう!どうにでもなりなさいよ!ばか!」
そういって咲夜はパチンと指をならす。
咲夜「あ」
パチン。
もう一度咲夜が時を止める。
咲夜「…よく考えたら私、妖夢の攻撃避けてなかったわ。…あは」
苦笑いしながら避けつつ時間を進める。
魔理沙「!…」
魔理沙が何かに気付いたかのようにニィッと笑う。それにつられフランとこいしも笑う
咲夜「(やっぱり、肝心な時に引っ張って行ってくれるのは魔理沙ね)」
全員、思いは違えどこれからやろうとしていることは同じ
まず最初にフランが動き始める。
フランが妖夢に向かって攻撃をしかける。それを妖夢が手で受け止めて避ける。の繰り返しだった。
こいし「やっぱフランちゃんはスペルカードなくても強いなあー」
そういうこいしはどこか嬉しそうで、関心してるというより、自慢げな様子で。
咲夜「…でも流石に妹様でも、少し疲れが見えてきていますね。」
まあさっきまで魔理沙のためにあんなに頑張っていたのだし、疲れていても当然なのだろう
フラン「よいしょ!禁弾っ!「スターボウブレェェッイックゥ!」次よろしく!」
宙返りしたままフランはスペカを発動させる。
こいし「はいはーいまかせてっ☆…あ、その前に魔理沙ちゃーん☆☆」
魔理沙「うぇっ…なんなのぜ」
急にハイテンションになるこいしに冷たい視線を向ける魔理沙。
こいし「まあいいから!ほぃっ☆」
変な掛け声と共にこいしは魔理沙の両肩をパーで叩く
魔理沙「痛っ………」
咲夜「…ちょ……魔理沙?」
こいし「じゃあね~☆」
こいしはそんなこと全く気にする様子もなく、吹き飛ばされた妖夢のもとへ行く。
咲夜「えー…妹様が戻るまで待つしかないのかあ…」
咲夜は諦めた様子で魔理沙を見る。魔理沙はいまもまだなお異常なままだ。
咲夜「(でもなんだか、この状態みたことあるような…?)」
まいいや。ほっとこ。そう考え明日の朝のメニューをなんとなく考え始める。そういうとこだけは、やっぱメイドだなあ。なんて思ってしまう。
暗闇の向こうでは激しく木が倒れていく音が聞こえる。
咲夜「まだ肝試しは終わらなそうかなあ」
フランが戻ってくる姿を確認すると、咲夜は大きく深呼吸をしたあと、すぐにフランのもとへ駆け寄った。
書き終わったー!
わんこ、キバリ、遅れて本当にごめんね!以後気を付けます!\(゜ロ\)(/ロ゜)/
今回は結構文字数少なすぎたかなあ…あ、そうそうリア充のみなさん、今年ももうすぐでクリスマスですね!私の学校はクリスマスイヴに終業式ですよちっくしょう!
ハッピーメリークリぼっち!!!(黙